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【写真:Getty Images】
北海道コンサドーレ札幌GK高木駿が部分合流
北海道コンサドーレ札幌は25日のサガン鳥栖戦に向けて、札幌・白旗山でトレーニングを行った。熊本キャンプ中に腰を痛め、その後3月に腰椎椎間板ヘルニアによる手術を受け、離脱していたGK高木駿が21日に部分合流。度重なる怪我に悩まされ、昨季から思うような日々を過ごせていないが、正GKへ返り咲くために再び前に進もうとしている。
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「やっぱ楽しい。みんなとサッカーやると楽しいんで、こっからしっかりコンディションを上げて、リバウンドないようにしながら調整してどんどん上げてくって感じです」
高木の言葉から、心底サッカーを楽しんでいることが感じられた。練習では、味方のシュートを受けるなど、元気な姿を見せた。
「もう順調っすね。最初の予定では手術して3か月後に実戦オッケーみたいな予定だったんでこれも予定通り。2か月過ぎたらサッカーしていいみたいな感じだったんで、来週ぐらいで3か月だと思う。ヘルニアの部分は全然。元々痛みよりもその足の麻痺みたいなものだった。あとは去年の前十字の部分は継続して強化していく。この腰の手術で休んだ分、この辺も弱くなってるのでそれも同時にコンディション上げながら、今のところ調子は上がってきてると思います」と自身の状態を話し、戦列復帰へ一歩前進した。
高木は加入3年目。2023年に大分トリニータから完全移籍加入し、正GKの座を勝ち取っていたが、昨季の開幕前日に左膝を負傷。左膝前十字靭帯断裂という大けがを負い、出場機会はゼロだった。そして、今季は膝の負傷も癒え、完全復活を期していたが、キャンプ中に腰を痛め、腰椎椎間板ヘルニアを発症。またしても開幕前の出来事だった。
「メンタルの部分は元々へこんだりはしないタイプなんで。休むのは長かったですけど、久しぶりに練習やったらすごい楽しいし、そういうプラスの部分だけ考えてやってる感じなので、リハビリしてるときは自分の足りない部分とか、今やんなきゃいけないこととかをしっかり考えて、復帰したときのことばっかり考えてやってた」と長期離脱も前向きに捉えていたという。
久しぶりにサッカーをすることで頭の中もクリアになった。外から試合を見る中で感じたこともある。
「ずっと試合は見て、いろんなことを見て学んで、外から見ていっぱい得られることもある。またピッチに入ったら景色が変わって違うけど、外で見て感じた部分とかをしっかり出せるというか、チームが中々上手くいってない部分とか、何が上手くいってないのかなとか考えながら、そういう時間を無駄にしないようにやってたのでこれから楽しみです」
22日は36回目の誕生日だが、「この歳になってくると、自分の誕生日よりも子どもたちの誕生日の方が嬉しかったりする。息子は同じ誕生日なので、あしたはほぼ息子の誕生日祝いですけど」と苦笑したが、「リハビリにいたらみんなと時間帯が違ったり、ピッチにいれなかったりするので、ピッチにいればきっとみんなお祝いしてくれるかなって。そんな期待はしてないですけど、どうせ水かけられるんだろう」と復帰したことで迎える誕生日を嬉しそうに話してくれた。
全体練習の最後には締めの挨拶を求められ、「リハビリしながら一緒に練習してた人がどんどん合流して、しっかり元気に頑張ってると嬉しいんで、みんなけがに気をつけて頑張りましょう」といったような言葉で締めた高木。自身も引き続きリバウンドに気を付けながら、完全合流を目指す。
(取材・文:竹中愛美)
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