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Jリーグの集客力を語る上で見逃せないのが、スタジアムの「所在地人口」だ。人口の少ない地域に本拠を置くクラブは、限られた地元住民を基盤に、どのように観客を集めているのか。今回は、スタジアム所在地の人口が少ないクラブをランキング形式で紹介し、それぞれの戦略や課題に迫る。※人口は全て市町村公式サイトを参照。
4位:鹿島アントラーズ
【写真:Getty Images】
所在地人口:6万4,681人(2025年1月時点)
スタジアム所在地:茨城県鹿嶋市
本拠地:県立カシマサッカースタジアム
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Jリーグ屈指の名門クラブ・鹿島アントラーズの本拠地「県立カシマサッカースタジアム(カシマ)」が位置するのは、人口6万4,681人の茨城県鹿嶋市。スタジアム所在地としては、Jリーグ全体で4番目に人口が少ない都市となる。
もっとも、鹿島アントラーズの本拠地は鹿嶋市のほかに、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市を含む5市としており、周辺地域からの集客がクラブを支えている。1990年代から続く黄金期の実績が、クラブの人気と集客力を根強いものにしている。
今シーズンのJ1ではすでに2度、3万人超の観客を集めており、最大収容3万9,095人のスタジアムが大いに賑わった。3万人超を記録したのは、浦和レッズ戦とFC町田ゼルビア戦で、いずれも首都圏の人気クラブを迎えた一戦だった。
東京方面のクラブとの対戦で観客数が伸びるのは偶然ではないだろう。JR鹿島線の終着駅「鹿島サッカースタジアム駅」はスタジアムの目の前にあり、特に千葉方面からの集客には好立地。東関東自動車道を使えば、車でのアクセスも良好だ。
茨城県南東部は人口密度が高い地域ではないが、県外からも安定して観客を集められるのは、クラブの歴史と実力、アクセス条件がそろっているからこそ。鹿嶋市という小都市にありながら、多くの人をスタジアムに呼び込める稀有なクラブの一例と言えるだろう。
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