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【写真:Getty Images】
北海道コンサドーレ札幌・岩政大樹監督が試合を総評
北海道コンサドーレ札幌は5月31日、明治安田J2リーグ第18節でベガルタ仙台とアウェイで対戦し、1-1の引き分けに終わった。札幌は前半終了間際に失点を許したが、試合終盤に同点に追いついた。岩政大樹監督が試合後のフラッシュインタビューに応じ、雷雨による中断の難しさもあったゲームを振り返った。
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「十分ではない勝点ですけども、選手たちはよく戦ってくれたと思います」
確かに1年でのJ1復帰を掲げる札幌にとっては、上位の仙台との戦いは落としてはいけない試合だった。それがたとえアウェイでも、どんなに雨風が強くても。
目指していたのは勝点3だっただけに、悔しい結果となった。それでも、札幌は先制される苦しい展開の中、終盤に追いつき、何とか勝点1をつかんだ。
前半は雷雨による中断もあり、難しい時間を強いられたが、「映像を見返して選手たちとコミュニケーションを取って準備をしました。もうその間サポーターの声がずっと届いていました。裏で声を出し続けてくださったサポーターのみなさんの声が届いていましたので、それを選手たちは受けて戦おうという話でした」とサポーターの声援を力に変えた。
敵地・仙台にはおよそ1500人のサポーターが詰めかけていたが、その声は選手たちに届いていたに違いない。劣勢の中でもあきらめず、後半は札幌サポーターのいるアウェイゴール裏スタンドへ向かってゴールを狙い続けた。
そのサポーターの声援を力に、途中出場のアマドゥ・バカヨコが指揮官の起用に応えるゴールで試合終了間際に同点に追いつく。ただ、試合前に「サポーターに伝わる試合をしたい」と話していた岩政監督。引き分けではその実感は湧かない。
「いや勝ってないので伝わったと思ってないですし、十分ではない。ただ、この後2週間、準備期間があって、その後まだ試合がたくさんありますので、そこで勝負をかけようと今声をかけてきました」とまだまだ昇格への道をあきらめるつもりなど毛頭にないというのが表情からも伝わってきた。
次節は6月15日、中断期間を経て、札幌の本拠地でFC今治を迎え撃つ。前半戦最後の試合を今度こそ勝利という結果でサポーターに返していかなければならない。
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