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Jリーグ 6か月前

助っ人のはずが…。Jリーグ、出場機会に飢える外国人選手5人。輝ける場所を求めて移籍すべき男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:エヴェルトン・ガウディーノ

エヴェルトン
【写真:Getty Images】

生年月日:1997年3月17日
所属クラブ:FC東京
2025リーグ戦成績:3試合0得点0アシスト

 今年1月にエヴェルトン・ガウディーノとの契約が期限付き移籍から完全移籍に切り替わった時、FC東京ファンの中にはクラブの選択に疑問を抱く者も少なからずいたことだろう。

 2024シーズンのJ1リーグで5試合の出場にとどまったブラジル人アタッカーは、インパクトを残せなかったにも関わらずクラブとの新契約を勝ち取った。そして、ガウディーノが試合に絡めない状況は2025シーズンもなお続いている。

 2024年8月、ガウディーノは前線であればウイングでもセンターフォワードでもプレーできる万能型のアタッカーとしてグレミオ(ブラジル)から迎え入れられた。しかし、前述のように加入初年度は稼働率が低く、“助っ人”としての役割を果たせないままシーズンを終えた。満を持して迎えた今季も状況は変わらず、ベンチ外になることが当たり前となりつつある。

 一向に出場機会が巡って来ない背景には、ガウディーノがチーム戦術に適応しきれていないことが挙げられる。昨季は適応期間が実質的に半年にも満たなかったというエクスキューズが付いたが、今季に至ってはそれはただの“言い訳”となってしまう。即戦力としてチームに加わっただけに、加入からもうすぐ1年が経とうとする今も攻撃の歯車になれていない現状は看過できない。

 日本が初の海外移籍先であるガウディーノにとって、試合に出ることが何よりも自信につながるのは言うまでもない。このままピッチ外で才能を腐らせないためにも、期限付き移籍で新天地を探すなどの“就活”を検討するべきである。

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