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Jリーグ 6か月前

助っ人のはずが…。Jリーグ、出場機会に飢える外国人選手5人。輝ける場所を求めて移籍すべき男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ナッシム・ベン・カリファ

ベン・カリファ
【写真:Getty Images】

生年月日:1992年1月13日
所属クラブ:アビスパ福岡
2025リーグ戦成績:5試合1得点0アシスト

 スイス代表歴もあるナッシム・ベン・カリファが日本の地で才能を発揮しきれずにいる要因のひとつには、大事な時期に負ってしまった不運な負傷が挙げられる。2024シーズンから在籍するアビスパ福岡での出場機会は限定的であり、今季もその状況に大きな変化はない。

 母国スイスのクラブを中心にプレーしてきたベン・カリファが日本行きを選択したのは、2022年4月。かつて共闘した経験があるミヒャエル・スキッベ監督を頼り、サンフレッチェ広島に完全移籍で加入した。同クラブではJ1リーグ51試合で7得点3アシストをマークしたものの、絶対的な存在にはなりきれず。2024年1月には福岡へと活躍の場を移した。

 しかし、ベン・カリファは度重なる負傷により、現所属チームでの初年度はシーズンの大半を欠場することになる。昨季のリーグ戦出場はわずか2試合のみ。巧みなポストプレーとポジショニング、視野の広さと冷静なフィニッシュワークといった強みをチームに還元できないまま、苦悩の1年を終えたのだった。

 今季もベン・カリファは難しい状況に置かれている。すでに負傷は癒えているものの、リーグ戦では直近の9試合連続でベンチ外。福岡で華々しいデビューシーズンを送るはずだった昨季のスタートダッシュ失敗、そこから続く負の流れを断ち切れていないように見える。

 かつてスイスの名門・グラスホッパーで輝かしいプレーを披露していた男も、現在33歳。このままキャリアを下降させないためにも、新天地を探した方が良いのかもしれない。

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【了】

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