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明治安田J1リーグ第19節、浦和レッズ対横浜FCが6月1日に埼玉スタジアム2002で行われ、浦和が2-1で逆転勝利した。得点こそ挙げていないが、ゴールに匹敵する活躍をみせたのが加入2年目のDF石原広教。チームメイト、サポーターから信頼を得つつある石原だが、そこに辿り着くまでには日々の鍛錬があった。(取材・文:菊地正典)
逆転勝利につながる石原広教のクロス

【写真:Getty Images】
嫌な流れから逆転勝利へ向かう足がかりとなったのは、いまや武器のひとつとなったクロスだった。
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右サイドを抜け出すと、ゴール前に入る選手は4人。石原広教が選んだのは、最も遅くゴール前に入ってきたサミュエル・グスタフソンへのグラウンダーのクロスだった。
「空いていたので出しました。少しズレてしまったので、決めてくれたサミュエルに感謝したいです」
2025年6月1日に埼玉スタジアムで行われた横浜FC戦。浦和レッズとしてはこの3試合で勝利がないこと、そしてこの試合を最後にアメリカに渡り、FIFAクラブワールドカップ(FCWC)を戦うことからも、何としても勝利したい一戦だった。
しかし、前半に圧倒しながらも43分に失点を喫してしまう。
「前半にああいう形で失点して、ハーフタイムで雰囲気が悪くなりそうな感じもありましたけど、みんなでポジティブに、というまとまり方でピッチに出られました」
ポジティブな雰囲気のまま53分、石原は積極的に相手の裏を取り、同点ゴールをアシストした。チームはさらに83分、CKからグスタフソンがこの試合2点目を奪い、逆転勝利を果たす。
石原のアシストは勝利につながった。石原に感謝されたグスタフソンは、「ヒロが自分を見つけてくれて、ボールを送ってくれた」と返した。
石原が貢献したのは攻撃面だけではない。守備面でも90分を通して激しく闘った。
特筆すべきは69分のプレーだ。