「海外で得たものをガンバに全て捧げたい」「今のままの自分で東京に帰るのがしっくりこなかった」
「海外で思うような結果を残せず、本当に何も成し遂げられなかったなという思いが強かったというか。実際、ベルギーでの2年間は、試合に出場することはできたんですけど、チームとしては、1年目は2部に降格してしまい…。2年目は最後の最後、プレーオフで勝てずに昇格できなかったし、ある程度は自分らしいプレーができたとはいえ、ゴールやアシストといった目に見えた数字は残せずに終わってしまった。
その自分を振り返った時に、今のままの自分で東京に帰るのがしっくりこなかったのと、何より、ガンバという新しい環境、新しいチームで挑戦して、海外で得たものをガンバに全て捧げたいという気持ちが強かったので、今回の選択になりました」
かつての対戦を通してパナソニックスタジアム吹田に集うファン・サポーターの熱にも魅力を感じていたという。
「いくつかのクラブから声をかけていただきましたが、日本で有数のビッグクラブだということにも惹かれたし、スタジアムの凄さ、ガンバのファン、サポーターの熱さや圧力も決め手の1つになった。このスタジアムでプレーできるのがすごく楽しみです」
もっとも、ベルギーで過ごした2シーズンは悔しさばかりが残ったわけでは決してない。特に、プレーの細部については、海外に飛び出したからこそ得られた収穫もあった、と振り返る。