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Jリーグ 6か月前

あまりにガラガラ…。Jリーグ収容率ワーストランキング1〜5位。集客に課題を抱えているのは?

3位:高知ユナイテッドSC

高知県立春野総合運動公園陸上競技場
【写真:Getty Images】

本拠地:高知県立春野総合運動公園陸上競技場
収容可能人数:16,010人
平均入場者数:2,514人
収容率:15.7%

 2025シーズン前半戦におけるJリーグ収容率ワーストランキングで3位に入ってしまったのは、2024シーズンに悲願のJ3参入を決めた高知ユナイテッドSCだ。

 初のJ3挑戦を受けて、クラブ内外は希望に満ち溢れている。今季は高知銀行と旭食品がスポンサー料の増額を決定。さらに、創業者が長岡郡久礼田村(現・南国市)であるカシオ計算機が新たなスポンサーに加わった。県も本拠地『高知県立春野総合運動公園陸上競技場』までのシャトルバス運行に対する出資を行い、まさに“オール高知”体制でクラブを支えようとしている。

 高校・中学チームの招待や自治体への声掛けなど地道な施策を実施している高知だが、草の根レベルの集客にはどうしても限界がある。試合ごとの動員差も課題で、たとえば3月20日にホームで行われたJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド・1回戦のガンバ大阪戦(1-2で敗北)では6,929人という入場者数を記録した。

 上位カテゴリーのビッグクラブとの対戦とあって、注目度の高さが集客に反映された。しかし、リーグ戦では入場者数が2,000人台にとどまるケースが多く、対戦相手のネームバリューに動員が依存状態にあることが分かる。

 クラブをバックアップする体制は徐々に整ってきているだけに、今後は集客の“継続性”に注力する必要があるのは明白だ。ライト層を誘致するための仕掛けが未成熟である点も、今後改善をはかるべき課題のひとつである。テーママッチや家族DAY、地域特産フェアなど対象を絞った訴求は低コストで実施できる施策であるため、収容率アップのために取り組んでみても良いのかもしれない。

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