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Jリーグ 6か月前

あまりにガラガラ…。Jリーグ収容率ワーストランキング6〜10位。集客に課題を抱えているのは?

6位:ロアッソ熊本

えがお健康スタジアム
【写真:Getty Images】

本拠地:えがお健康スタジアム
収容可能人数:30,275人
平均入場者数:5,572人
収容率:18.4%

 6位はロアッソ熊本となった。

 今季J2リーグ前半戦終了時点での平均観客数は5,572人。これは決して悪い数字ではなく、J2の中ではむしろ多い方だ。それも、同じ九州を本拠地とする大分トリニータやV・ファーレン長崎らとの対戦を残している中での結果であり、安定した集客ができていると言えるだろう。

 しかし、今回のランキングでワースト10に名を連ねてしまった原因は、シンプルに使用スタジアムのキャパシティーとの相性が悪いからだ。本拠地えがお健康スタジアムの収容可能人数は、Jリーグトップクラスの30,275人。平均5,000人以上の観客数でも、収容率に表すと20%以下に落ち着いてしまう。熊本はこれまで平均観客数が10,000人を超えた例がなく、明らかにスタジアムの規模と人気が見合っていない。

 今後も平均観客数が10,000人の大台に乗る可能性は低いだろう。クラブがなかなか昇格争いに絡めていないことも要因だが、スタジアムへのアクセスにも課題がある。車での来場が前提ながら、駐車場の数が豊富とは言えず、スムーズに出庫できないケースがしばしば。周辺道路の混雑も避けられず、サポーターにとってはストレスのたまる条件が揃ってしまっている。競技場であるため、ピッチと観客席が遠い点も、ネガティブだ。

 新スタジアムの建設が好ましいのは当たり前だが、そう簡単にはいかないのが現実。平均観客数をコツコツ積み上げるうえで、まずはアクセス面の改善に取り組むべきではないだろうか。

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【了】

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