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新加入のマリオ・セルジオがデビュー。「早く100%の状態に」北海道コンサドーレ札幌の選手も「自分の特徴をつかんでいる段階」

text by 竹中愛美 photo by Editor

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北海道コンサドーレ札幌 マリオ・セルジオ

【写真:編集部】

マリオ・セルジオが北海道コンサドーレ札幌デビュー

 北海道コンサドーレ札幌は18日、天皇杯2回戦で大分トリニータとホームで対戦し、PK戦の末に敗れた。この試合でブラジル2部のシャペコエンセから完全移籍加入したFWマリオ・セルジオが公式戦デビュー。試合後、取材に応じた新助っ人は、コンディションや連係面など、早くチームにフィットしていきたいと語った。

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「デビューできたことに関しては嬉しく思っていますが、結果に関しては残念な結果だった。僕自身も悔しい気持ちですが、すぐリーグ戦があるので気持ちを切り替えて勝てるように準備していきたいと思います」

 マリオ・セルジオの加入が発表されたのは9日。11日にチームに初合流してからわずか1週間での出場となった。77分からの途中出場で中々ボールに絡む回数は少なかったが、裏へ抜けようと動き出すなど、FWとしての仕事をしようとしているプレーも見えた。

 ただ、来日してから時差ボケも含めてコンディションはまだ整っていないのが現状だ。「コンディショニングが100%ではないのが明確ですので、できるだけ早く100%の状態に戻して。戻すことによってさらにチームに貢献できると思いますし、チームメイトともっと助け合いながらやれば勝点を拾うことができる」とフィジカル面を1番の改善点に挙げた。

 チームに貢献したい思いはサポーターの声援を受けて増したようだ。

「リーグ戦でもそうですが、自分が来日してからサポーターの声援は間違いなく90分間、選手に届いています。きょうに関しても届いていました。サポーターも当然待ちきれないと思いますので勝利を届けるとともに、僕自身も期待されてるのを感じてますので結果を残せるようにしたい」

 来日してからおよそ1週間ほどだが、「もっと苦労すると思ったんですけど、周りのチームメイトやスタッフが優しく迎えてくれたこともあって早く馴染むことができてます。さらに、関係性を深めていければと思います。グラウンド内では問題ないと思いますし、グラウンド外のところでもできるだけ早く慣れるように努力していきたい」と日本の生活にも順応力をみせていくつもりだ。

 チームメイトのプレーを把握するとともに、自身のプレーも早く理解してもらうための努力も惜しまない。

「来日して間もないこともあって、チームメイトの特徴をつかんでいってる段階でチームメイトも自分の特徴をつかんでいる段階。自分の特徴って言うと、裏でもらう方が得意ではあるんですけど、(自分が)引いて(ボールを)もらったりとか、それを繰り返し続けることによって、チームメイトもタイミングをつかんでいくし、もっと(連係が)深まっていくのかなと思います」

 前半戦を13位で折り返した札幌にとっては、後半戦での巻き返しを図るためにもセルジオの早いコンディション調整が待たれる。

(取材・文:竹中愛美)
 

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