浦和レッズ 最新ニュース
FIFAクラブワールドカップ2025(CWC)グループE第1節、リーベル・プレート(アルゼンチン)戦に敗れた浦和レッズ。日本サッカー界に数々の記録を刻んできた西川周作は、38歳最後の公式戦に臨んだ。「失敗して成長していくのがGK」と語るベテランの、約4年前から続くストーリーはまだ終わらない。(取材・文:菊地正典)
38歳にして偉大な記録を打ち立ててきた1年

【写真:Getty Images】
一つの節目になる公式戦は、悔しい結果に終わった。
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西川周作にとって4度目の出場となるFIFAクラブワールドカップ2025(CWC)。初戦のリーベル・プレート戦は、現地時間では17日に行われた。6月18日に誕生日を迎えた西川にとって、38歳最後の公式戦だった。
38歳の1年で西川は、複数の大きな記録を樹立している。
まずは2025年3月8日、ファジアーノ岡山戦で無失点に抑えてチームの今季初勝利に貢献すると、個人でのJ1での無失点試合数が200試合に到達した。
大分トリニータでJ1デビューしてから2試合目、2005年7月6日の柏レイソル戦で初めて無失点に抑えて以降、20年で積み重ねた大記録だ。
その数字はもちろん歴代1位。2位は曽ヶ端準氏の169試合であり、西川はその数字を2022年に抜いていた。その後の約3年間で34試合積み重ねている。
これだけクリーンシートの試合を重ねるということは、それだけ試合に出場しているということだ。
無失点200試合達成から約1カ月後の4月2日、清水エスパルス戦で西川のJ1通算出場数は632試合を数えた。
これは遠藤保仁氏が持つ歴代最高試合数、672試合に次ぐ歴代2位の数字であり、楢崎正剛氏を抜いてGKとしては史上最多となっている。
U-20日本代表としてオランダでワールドユース(現・U-20ワールドカップ)を戦い終えたのち、2005年7月2日の横浜F・マリノス戦でデビューして以来、クリーンシート同様に20年で大記録を積み重ねた。
日本史上最高の2つの記録を持つGKとしていま、西川は世界と戦っている。
さらに、西川は4度目の出場となるCWCに過去とは違う思いを抱いて臨んでいる。