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安居海渡がインテル戦後に感じたこと
浦和レッズは現地時間21日、FIFAクラブワールドカップ2025(CWC)グループE第2節でインテルと対戦し、1-2の逆転負け。グループリーグでの敗退が決まった。試合後、ボランチの位置でフル出場した安居海渡が取材に応じ、イタリアの名門との一戦を振り返っている。
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初戦は硬さが目立った浦和だったが、この試合では11分に金子拓郎の突破から渡邊凌磨がネットを揺らして、幸先よく先制に成功する。しかし、その後は圧倒的にボールを支配され、押し込まれる展開に。安居は「相手の切り替えがすごい早かった。ちょっとゆっくりしようかなって思ったら、もう詰められてる状態だったので、なかなか自分がゆっくり持つ時間はなかった」と話したように、奪った後にボールを動かしてキープする時間や前線でタメを作るシーンなどは数回しか作れなかった。
そして78分には、ラウタロ・マルティネスに流石の決定力を見せつけられて失点。さらに後半アディショナルタイムには、バレンティン・カルボーニに逆転弾を浴び、1-2の逆転負け。第3戦を前にグループリーグでの敗退が決まった。
安居は左サイドで幅をとるWBのフェデリコ・ディマルコやインサイドハーフのニコラ・ザレフスキらに対応。身体を張ってボールを刈り取るなど、献身的な守備で中盤を支えた。
それでも25歳のMFは「あんまりできたことがなかった」と振り返り、「自分のサイドが結構裏に抜けたり、残ったままだったりしていたので、自分が対応してそのまま自分がサイドに残ったりすることも多くあった。なかなか奪いに行けなかったっていう印象が強かったので、もうちょっと自分がアクションを起こせるようにすればよかったのかな」と反省の弁を述べた。
痛かった最後の失点シーンについては「みんなが繋ぐ意識だけじゃなくて、セーフティにやって背後に蹴ったり、落としたりとかも重要だと思う。動けなくなったとはいえ、声は出してどうにか防げるところもあったとは思うし、そういうところを最後までできなかったっていうのは、逆転されるという形に陥った原因」と背番号25は、試合をひっくり返えされた要因を語った。
貴重な場となったUEFAチャンピオンズリーグのファイナリストとの真剣勝負。安居は「このスピード感に慣れてないっていうのはある」と明かした上で「改めてこういう大会に出れて、レベルの高さを感じられた。もう負けてしまってネガティブなところではあるけど、ポジティブに捉えたいと思う」とこの経験を糧にする姿勢を示した。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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