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西川周作は悔しさを露わに
浦和レッズは現地時間21日、FIFAクラブワールドカップ2025(CWC)グループE第2節でインテルと対戦し、1-2の逆転負け。この結果、2連敗となった浦和はグループリーグでの敗退が決まった。試合後、守護神の西川周作が敗戦を振り返り、最終戦への思いを語った。
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初戦は硬さが目立った浦和だったが、この試合では11分に金子拓郎の突破から渡邊凌磨がネットを揺らして、幸先よく先制に成功する。しかし、その後は圧倒的にボールを支配されて、押し込まれる展開に。そして78分には、ラウタロ・マルティネスに流石の決定力を見せつけられて失点。さらに後半アディショナルタイムには、バレンティン・カルボーニに逆転弾を浴び、1-2の逆転負けを喫した。この結果、第3戦を前にグループリーグでの敗退が決まってしまった。
39歳の守護神は「先に点を取ってから、相手もかなり攻めてきていた。しっかりと守ることをまず優先しながら、みんなが頭の中で攻撃というよりも、割り切りながら守れていたと思う」と話しつつも「まだまだ結果を出せないという部分は、チームとしてもクラブとしても反省しなければいけない。内容は良かったけど、結果で負けているというのは世界との差で、決め切ってくるとか、そういう力がある。この経験は絶対に無駄にしてはいけない」とビッグクラブ相手に先手を奪って苦しめたものの、底力を見せつけられる形でひっくり返された一戦を振り返った。
真剣勝負の場で南米と欧州の強豪相手に2連敗。経験豊富なGKは「僕たちが目標としていた希望を失ったと思うし、今までなかなか経験してこなかった感情というか、やっぱり出たから、そういう感情も出たんだと思う。僕たちが目指していく上で、悔しい思いというのは今までもしてきたが、今日は本当にのしかかってくるものがあった」と厳しい現実を受け止めた。
さらに、「本当に自分としても、感情が出たというか。こんなに悔しいこともなかった。自分の中でもっともっと上に行きたかったと感じていたんだと、改めて思った。絶対にもっと強くなれるようにやっていきたい」とあまり感情を表に出さない西川が、試合後に涙を流した理由を語った。
これまでにも代表やクラブで多くの苦難を乗り越えてきた守護神は「このままでは日本に帰ることはできない。いい結果を求めてみなさんが来てくれている。モンテレイにしっかりと勝って日本に帰る」と最終戦での勝利を誓った。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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