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「もしかしたら無理かもしれない」DFボザが率直に語るインテルと浦和レッズの“差”「金銭的にも差がある」

text by 編集部 photo by Getty Images

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ダニーロ・ボザ
【写真:Getty Images】

DFダニーロ・ボザはインテル戦後に何を語った?

 浦和レッズは現地時間21日、FIFAクラブワールドカップ2025(CWC)グループE第2節でインテルと対戦し、1-2の逆転負け。この結果、2連敗となった浦和はグループリーグでの敗退が決まった。試合後、2試合連続でフル出場したDFダニーロ・ボザが敗戦を振り返り、インテルとの差についても言及した。

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 初戦は硬さが目立った浦和だったが、この試合では11分に金子拓郎の突破から渡邊凌磨がネットを揺らして、幸先よく先制に成功。その後は圧倒的にボールを支配されて、押し込まれる展開となったが、ボザが「今日の試合に関しては自分たちはうまく守れていた」と振り返ったように、なんとかリードを守っていた。

 しかし、78分に、ラウタロ・マルティネスに流石の決定力を見せつけられて失点。さらに後半アディショナルタイムには、バレンティン・カルボーニに逆転弾を浴び、1-2の逆転負けを喫した。この敗戦でグループリーグでの敗退が決まってしまった。

 インテルの攻撃を跳ね返し続けた27歳のブラジル人DFは、「最初から厳しい試合になると予想していた。その予想通りの試合になり、インテルの方が我々よりもクオリティーと個の力も高かったかもしれないが、今日に関しては自分たちがうまく守れていたと思う」と割り切った戦い方に一定の手応えを示したうえで、「ただし、最後の最後に2失点してしまった」と終盤の失点を悔んだ。

 2025年冬に浦和に加入したボザ。今大会に懸ける思いも強かったDFは、「個人的な話になると思うが、自分はこの2試合で、いい試合ができたと思っている。チームのために全てを出して、自分のベストを尽くした。ただし、残念ながら、こういう結果になってしまった」と自身のパフォーマンスについて振り返った。

 また、インテルと浦和の差について聞かれると、ボザは率直に自身の考えを語った。

「同じレベルになるのは難しいかもしれないし、もしかしたら無理かもしれない。相手はチャンピオンズリーグを準優勝しているし、金銭的にも差がある。選手のクオリティも非常に高い。それでも、今日みたいな試合をすれば勝利に近づけるんじゃないかな」

 最後に26日に行われるモンテレイとの第3戦については「何よりもプライドを持って戦いたい。こういう舞台で試合ができるのは非常に素晴らしいことだが、勝ち点「0」では帰りたくない。少なくとも、勝ち点「1」を取って日本に帰りたい」と意気込みを語った。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

 

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【了】

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