13位:栃木SC

【写真:Getty Images】
本拠地:カンセキスタジアムとちぎ
収容可能人数:24,670人
平均入場者数:6,709人
収容率:27.19%
2025シーズン、観客動員で苦戦しているのが栃木SCだ。シーズン前半戦におけるJリーグ収容率ワーストランキングの順位は13位。今季から明治安田J3リーグでの戦いを強いられているという事実が、観客数の減少と結びついているのは間違いないだろう。
本拠地『カンセキスタジアムとちぎ』の収容可能人数は24,670人。Jリーグ全体では中堅やや上位といった規模感で、サガン鳥栖の『駅前不動産スタジアム』 (収容可能人数:20,219人)やモンテディオ山形の『NDソフトスタジアム山形』(収容可能人数:20,638人)といった上位カテゴリークラブのスタジアムよりもキャパシティーが大きい。
しかし現状では、広いスタジアムとJ3というカテゴリーの相性は悪いと言わざるを得ない。対戦相手のネームバリューはJ1やJ2と比べるとどうしても見劣りしてしまい、ファンを惹きつける魅力的なカードの数が少なくなってしまうからだ。
今季は、2024シーズンにJ3参入を決めた栃木シティFCという“県内のライバル”が同カテゴリーに存在する。“Jリーグ史上初の栃木ダービー”という引きは強く、3月にホームで行われたリーグ第7節には「12,807人」もの観客が来場。今季前半戦における平均入場者数6,709人のほぼ倍近くの客入りとなった。
だが、“栃木ダービー”を終え、6月に同じくホームで開催された第15節、ザスパ群馬との“北関東ダービー”も消化した今、栃木SCに27.19%という収容率を引き上げるだけのビッグマッチは残されていないのが現状だ。