3位:FC町田ゼルビア

【写真:Getty Images】
監督:黒田剛
反則ポイント:21
J1リーグ順位:9位
J1の反則ポイントランキング第3位には、FC町田ゼルビアが名を連ねた。
昨季J1昇格を果たした町田は「最強の新参者」としてJ1リーグに旋風を巻き起こした。開幕5試合を4勝1分けで終える好スタートをきると、その後は首位を快走。終盤にやや失速したものの、昇格1年目で3位フィニッシュという快進撃を見せた。
しかし、躍進の一方で、ネガティブな話題となってしまったのが、ファウルの多さだ。
昨季はファウル総数がリーグ2位の542回を記録し、特にそのラフプレーに対してSNSを中心に批判が集中した。他にも、反則ではないが「ロングスロー」や「ボールへの水かけ」などが議論を呼び、様々な要素が重なった結果、ヒールのような役回りとなってしまった。
しかし、町田の反則ポイントは他クラブと比べて特段多いわけではない。
昨季の反則ポイントは20クラブ中12番目の「64」で、今季は21試合を終えて「21」だ。今季の内訳は、警告数が30回(30ポイント)、異議・遅延行為が3回(3ポイント)となっており、ここから警告・退場が無かった4試合のポイント(4×3=12ポイント)が引かれている。
今回のランキングではトップ5入りを果たしてしまったが、4位以下のクラブとのポイント差はわずか。この程度の数字で彼らを「ダーティーなチームだ」とは言い難い。
昨季は数字以上に荒い印象が先行してしまった感が否めないが、このままいけばその悪いイメージを払拭できそうだ。