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Jリーグ 5か月前

最も多いのは? Jリーグ、反則ポイントランキング1〜5位。チームスタイルが影響? ここまでのトップは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

1位:京都サンガF.C.

京都サンガF.C.
【写真:Getty Images】

監督:曺貴裁
反則ポイント:35
J1リーグ順位:5位

 京都サンガF.C.は今季、現時点で最も多くの反則ポイントを記録しているクラブだ。

 京都は今季が曺貴裁監督体制5年目。序盤から好調を維持して4月にクラブ史上初となるリーグ首位に立つと、2位でシーズンを折り返した。その後も上位争いから振り落とされることなく、現在はリーグ5位につけている。

 上位躍進を果たした背景には、曺監督が残留争いに巻き込まれながらも一貫してチームの走力を高めてきたことがある。ピッチ上の選手全員がハードワークをいとわず、リーグ随一の強度を誇るチームが完成した。

 今季は「1試合平均走行距離」がリーグ4位タイ(119㎞)、「1試合平均スプリント回数」がリーグ1位(153回)の数字を記録。このハイインテンシティが「京都らしさ」と言って良いだろう。

 その一方で、ファウルの多さも京都の特徴となってしまっている。激しい球際のデュエルは時にホイッスルを吹かれる対象となり、ここまで「ファウル総数」はリーグワーストの322回を記録。「警告数」は32回にのぼる。

 京都の反則ポイントは警告による32ポイントに、異議・遅延行為3回(3ポイント)、一発退場1回(3ポイント)、出場停止4試合(12ポイント)を加算し、警告・退場無し5試合(15ポイント)を減算して最終的に「35」に到達した。

 その強度の高さを「度重なるファウル」のエクスキューズとすることが正しいとは言い難い。ファウルが多くなれば、それだけ選手たちの怪我や退場、出場停止のリスクが高まることは明白で、自らの首を絞めてしまうことに繋がりかねない。それは相手の2倍のファウルを記録し、後半途中に数的不利になって敗れた第18節の東京ヴェルディ戦が証明しているはずだ。

“強度とクリーンさの両立”というのは、多くのチームが直面する課題だ。京都が次に目指すべきは、まさにそのジレンマを超えていくことにある。

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【了】

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