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　明治安田Jリーグでは、様々な特徴を持つ選手が活躍している。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化することは極めて困難だが、それを承知の上で、プレースタイルなどを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。今回は、FWを本職とするJリーガーの能力値ランキングを紹介する。（選定・文：河治良幸）

3位：鈴木優磨（すずき・ゆうま）

生年月日：1996年4月26日
所属クラブ：鹿島アントラーズ
能力値：82（攻撃力85、テクニック85、スピード75、パワー85、守備力80）
スペシャリティ（特殊能力）：ワイドポスト

　FWとしての総合能力が高く、何よりチームを勝たせることができる。まさしく鹿島アントラーズの顔と言える選手だ。チャンスメイクとフィニッシュの両面で相手ディフェンスの大きな脅威になる。

　ポストプレーのうまさはJリーグ屈指だが、前線の中央でセンターバックを背負うより、幅広く動きながら縦パスを引き出すプレーが真骨頂だ。それだけに、レオ・セアラが鹿島に加入したことは大きく、2トップを組んでもセカンドトップのような位置で関わることが多い。

　さらに4-2-3-1の左サイドで起用されることも多くなっている。その場合、ワイドのポジションで相手サイドバックに対して、高さや強さでアドバンテージを取り、攻撃の起点を作ることができる。そうした幅広いタスクに加えて、ここぞというところでの得点力が、鹿島に勝ち点3をもたらしている。

　良くも悪くも破天荒な振る舞いが目立つ選手ではあるが、プロレスのマイクパフォーマンスのように、エンタメの一環として演じているところが大きいだろう。しかし、勝負に関しては誰よりも貪欲であり、現在は鈴木優磨のいない鹿島というのが考えられない。

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【了】