12位:湘南ベルマーレ

【写真:Getty Images】
本拠地:レモンガススタジアム平塚
収容可能人数:15,380人
平均入場者数:10,718人
収容率:69.7%
2025シーズン前半戦におけるJリーグ収容率ランキングで12位となったのは、開幕スタートダッシュに成功してシーズン序盤戦を盛り上げた湘南ベルマーレだ。
湘南は、J1ではクラブ新記録となる開幕3連勝を飾り首位に立った。3試合のうち2試合が本拠地『レモンガススタジアム平塚』で行われたことも、今季前半戦の集客に大きく影響したはずだ。
鹿島アントラーズ戦(2月15日/J1第1節)では、収容可能人数「15,380人」に迫る13,025人が来場。湘南は収容率84.7%を記録した開幕戦を1-0で制し、サポーターの機運を高めることに成功した。前半戦を通したホームゲームの平均入場者数は「10,718人」。収容率は70%台目前の「69.7%」だった。
チームの成績が収容率に反映されるという事実の一端は、4月6日に行われたJ1第9節の名古屋グランパス戦からも見て取れる。湘南は開幕3連勝を飾った後、5試合白星から遠ざかってしまう(2分3敗)。レモンSでの名古屋戦はそんな状況下の中で行われた一戦だったが、日曜日開催だったにも関わらず入場者数は9,900人と10,000人を下回った。未勝利期間が、開幕直後の熱狂に水を差したのかもしれない。
現在、湘南は明治安田J1リーグで17位まで順位を落としている。首位だった4カ月前が幻だったかのような直滑降ぶりで、J2降格圏内の18位・横浜FCとはわずか勝ち点差「4」しか離れていない。
ただし、直近の横浜F・マリノス戦(6月28日/第22節)では開幕戦を超える13,031人がレモンSに来場。“神奈川ダービー”という引きもあっただろうが、今後も対戦カード次第では下位であっても多くの入場者を見込めそうだ。