6位：ベガルタ仙台

本拠地：ユアテックスタジアム仙台/キューアンドエースタジアムみやぎ
収容可能人数：1万9,526人
2024シーズン1試合平均：1万3,331人
2025シーズン1試合平均：1万1,172人
前年比：-16.2％

　J2のベガルタ仙台は、2024シーズンの1試合平均観客数が1万3,331人だったのに対し、2025シーズンは1万1,172人と、前年比で16.2％の大幅な減少となった。

　この観客減には、明確な外的要因がある。今シーズン前半、ホームスタジアムである「ユアテックスタジアム仙台（ユアスタ）」が改修工事のため使用できず、「キューアンドエースタジアムみやぎ（Qスタ）」で試合を開催していたのだ。

　ユアスタに親しんだファンにとって、アクセスに難のあるQスタでの観戦はハードルとなり、クラブとしても一定の減少は織り込み済みだったと考えられる。

　実際、第20節のヴァンフォーレ甲府戦からユアスタに戻ると、さっそく今シーズン最多となる1万5,217人を動員。後半戦での巻き返しに向け、明るい兆しが見え始めている。

　現在の順位は2位。5年ぶりとなるJ1昇格が現実味を帯びる中、ファンの期待も再び高まりつつある。後半戦には徳島ヴォルティス、ジェフユナイテッド千葉、水戸ホーリーホック、RB大宮アルディージャといった昇格争いを演じる上位陣との対戦が控えており、いずれもユアスタでの開催が予定されている。

　昇格争いがさらに白熱すれば、改修を終えた本拠地に多くの観客が戻ってくる可能性は高い。スタジアムの熱気がチームを後押しし、昇格への追い風となるか注目される。

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