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明治安田J2リーグ第22節、ジュビロ磐田はロアッソ熊本に0-2で敗れた。磐田は前節に続く敗戦となり、J1昇格争いで後退。川島永嗣は「甘すぎた」とチームに苦言を呈している。アタッキングフットボールの浸透度とは別に、チームは本質的な問題を突き付けられている。(取材・文:河治良幸)
プレーオフ圏外に転落する痛い連敗を喫したジュビロ磐田

【写真:Getty Images】
ジュビロ磐田はアウェイでロアッソ熊本と対戦し、2-0で敗れた。これでホームのベガルタ仙台戦に続く2連敗で、プレーオフ圏内の6位から8位に後退する格好に。一方の熊本は試合前まで降格圏に沈んでいたとは思い難い奮闘ぶりで、リーグ戦で11試合ぶりの嬉しい勝利となった。
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もっとも磐田のジョン・ハッチンソン監督も「リーグの順位はそこまで関係してこない試合になる」と警戒しており、少なくとも表立って油断するような空気がチームに漂っていたわけではない。
しかも、“6ポインター”と言われた前節の仙台戦は、チャンスの数で相手を大きく上回りながら仕留めきれず、後半アディショナルタイムにセットプレーから失点するという負け方をしており、ここで勝つことの重大さを認識していない選手は誰一人いなかったはずだ。
しかし、蓋を開けてみればホームの熊本に機先を制されて守備が後手を踏み、攻撃もハイプレスにはめられるシーンが多く、せっかくボールを前に運べても、もうひとつつながればというシーンでミスが出たり、呼吸が合わなかったところを熊本側に奪われて、鋭いカウンターを受ける流れが続いた。
それでも後半の途中まで0-0でしのげたのはチームキャプテンでもある42歳のGK川島永嗣が、相手に立ちはだかっていたにほかならない。