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Jリーグ 5か月前

J1クラブが狙う!? J2で輝く若き逸材5人。恐怖と希望の移籍市場。夏の“個人昇格”は実現するか?

DF:板倉健太(いたくら・けんた)


【写真:Getty Images】

生年月日:2002年6月15日(23歳)
所属クラブ:水戸ホーリーホック
今季リーグ戦成績:20試合0ゴール1アシスト

 水戸ホーリーホックは、いまJ2リーグで最も勢いがあるチームである。
 
 シーズン序盤はリーグ15位だった同クラブだが、4月12日に行われた第9節の北海道コンサドーレ札幌戦の勝利から凄まじい勢いで勝ち点を積み上げた。第13節からクラブ記録となるリーグ戦8連勝を記録。第21節の徳島ヴォルティス戦がドローとなったことで連勝はストップしたが、続く第22節のブラウブリッツ秋田戦に勝利したことで、現在は14試合無敗で首位と絶好調を維持している。

「J2の番人」とも呼ばれるチームがここまで快進撃を見せた原動力には、最終ラインを支える大卒ルーキーDF板倉健太の存在がある。

 山梨学院高校出身の板倉は、現在23歳。東京国際大学を経て今季プロサッカー選手の仲間入りを果たした。同選手はデビューシーズンながらJ2の舞台で開幕スタメンを勝ち取り、ここまでリーグ戦20試合に出場している。

 対人守備に優れ、フィジカルを活かしたダイナミックなプレーが光る逸材だ。データサイト『SofaScore』によると、今季はここまで空中戦勝率が59%と頼もしい数字となっている。

 水戸の基本最終ラインは、板倉を含め4バック全員が今季新加入の選手だが、それにもかかわらずチームはリーグ最少失点。堅守を維持しているのは同選手の安定感のあるプレーがあるからだ。

 一気に評価を高めた板倉に注目しているJ1クラブのスカウト陣は少なくないだろう。今季終了後に彼を巡る争奪戦が起きても不思議ではない。

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【了】

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