横浜F・マリノス 最新ニュース
横浜F・マリノスはリーグ中断期間前、横浜FCとの横浜ダービーを制し、徐々に明るい兆しを見せ始めている。J1残留へ残り15試合、20日の名古屋グランパス戦はその良い流れを切らさないためにも重要な一戦だ。この試合で復帰しそうなのが22歳の諏訪間幸成。怪我を乗り越えて一回り大きくなった姿をみせる。(取材・文:藤井雅彦)
諏訪間幸成を襲ったアクシデント
【写真:編集部】
個人の話だけで考えるならば、負傷は“青天の霹靂”と言っていい。先発出場を続けている諏訪間幸成にアクシデントが襲ったのは5月17日の京都サンガF.C.戦でのこと。
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試合開始から間もない前半の10分。シュートブロックの際に残っていた右足首が芝生に引っ掛かって転倒した。「アクシデントに近い怪我だった」と苦痛に顔を歪める。
痛みをこらえてプレーを続けるべきか、難しい判断を迫られた。チームはこの試合を迎えるまでリーグ戦5連敗中で、実に9試合も白星から遠ざかっていた。早い時間に交代カードを使って迷惑をかけるのはできるだけ避けたい。
だが、実際のところプレー続行は不可能だった。
「いつもはテーピングを巻けばできていたけど、今日は時間も早かったし、ベンチにもいい選手はいる。自分が中途半端なプレーをして失点したら、本当に迷惑になってしまうのでチームメイトに託した。ベンチには試合に出たくてウズウズしている選手がいる。自分が逆の立場だったら、しっかりとプレーできないのに何をやっているんだという気持ちになると思う」
試合後も松葉杖などに頼らずに歩けていた。「1週間くらいで治る捻挫だろうと思っていた」。しかし実際は違っていた。チームドクターの診察を受けると、全治6~8週間見込みの診断が下された。
この京都戦を含めて8試合連続で先発出場していただけに、ショックは大きかった。J1の舞台で研鑚を積み、ようやくスピード感や強度に慣れてきた頃に短くない離脱を余儀なくされる。