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【写真:編集部】
横浜F・マリノス新加入FWディーン・デイビッドとは?
横浜F・マリノスは15日、今週20日の名古屋グランパス戦に向けてトレーニングを行った。12日にイスラエルの強豪、マッカビ・ハイファFCから完全移籍での加入が発表されたFWディーン・デイビッドが練習後、会見に出席し、残りのシーズンに向けて抱負を語った。
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チームに合流してからまだ3日。練習を終えて会見場に集まった記者たちから、ディーン・デイビッドに多くの質問が飛んだ。J1残留に向けた救世主としての期待が、イスラエル代表歴を持つ29歳に寄せられているようだった。
身長184cmのデイビッドは多彩な得点パターンを武器とするストライカーだ。イスラエル国内のリーグ優勝経験やUEFAチャンピオンズリーグへの出場経験もある。特徴は「スピードとゴール前の1対1からゴールを決めること」と言い切った。
豊富な得点パターンが売りということで、得意なシュートは何かという質問が飛ぶと、「スピードを活かして背後へ抜け出してからのシュート、クロスボールからのヘディングシュートもできる。ボールが足元に届けば得点がとれる」とより具体的なイメージを明かしてくれた。
ストライカーであればゴールに対する自信があって当たり前のことかもしれないが、それをしっかりと言葉にするあたりから、そして表情からもゴールをとるという自身に期待されている役割を理解しているのがうかがえた。
デイビッドはハイファでプレシーズンの合宿をスタートさせていたが、マリノスからのオファーを受け入れて来日した。
「ハイファで選手としていろんな目標と大きな舞台に挑戦できて、優勝などいろんな目標を果たしたので、そこから新しい挑戦を成長できる舞台でやりたいと思った。良いタイミングだと思った。マリノスから声をかけてもらってすごくうれしかった。ここで成長できて、自分のレベルが上がると思った」と移籍に至った経緯について語った。
地元イスラエルでは「ディンダ」の愛称で呼ばれるディーンの現在のコンディションは「60~70%くらい」ということだが、「チームの休みのときも練習を続けている。たくさん練習して、早めにコンディションを100%に戻せるようにしたい」と意欲的だ。
マリノスは現在、最下位に低迷しているが、前節の横浜FC戦で1-0と勝利し、少しずつではあるが、浮上の兆しも見えてきた。エースのアンデルソン・ロペスが退団した今、課題の得点力不足解消へ担う役割は大きいが、「最低限でも8ゴールは決めたい。ファンやチームのために全力を尽くしたい」と残りのリーグ戦15試合に向けて意気込みを述べた。
(取材・文:竹中愛美)
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