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Jリーグ 5か月前

「それが唯一の反省点」久保藤次郎は悔やんだ。実力不足を成長に、柏レイソルの2人に言葉を掛けた「信頼している」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

「あれを決めることで評価してもらえる」

 久保は「相手の運動量が目減りしたことが大部分を占めていると思います。前半途中からスライドさせるボール回しをしたことで、そこから相手が疲弊していったと思いますし、後半に関しては、それがジャブのように効いていたと思う」と狙いを明かした。

 そして76分、途中投入されたMF瀬川祐輔が直ぐに結果を残す。MF中川敦瑛の縦パスを収めると右足を強振しゴールを射抜いた。祝福のため真っ先に飛び付いた久保は「あればびっくりです」とコメント。そして「あんなトラップをして豪快に足を振り抜いて、やはり足を振るのは大事だと思いました」と続けた。

 前に出ていけない鹿島は割り切って5バックで構えるが、82分に中川のシュートが相手ディフェンダーのハンドを誘いPKに。逆転を祈るサポーターの祈りも虚しくキッカー小屋松のシュートはクロスバーを超えていく。押せ押せムードの柏は90+1分に久保がペナルティーエリアに切り込みマイナスのパスを送ると、DF三丸拡が狙うが大きく吹かしてしまう。

 続く90+2分にはゴール前で久保が左足を振るが、「あれを決めることで評価してもらえるので決め切らないといけない」と連続でチャンスをフイにしてしまうと、90+4分にDF古賀太陽が自陣の深い位置でGK小島享介にパスをしたところをMF松村優太に奪われ勝ち越し点を献上し、このまま試合は終了した。

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