指揮官の狙いが的中した荻原拓也のスタメン起用
「サヴィオを前に出して、自分も中間ポジションを取ったところで、1発目のプレーからファウルになってしまいましたが、そこで圧力をかけられました」
12分には、右サイドのフリーキックから荻原が左足でクロスを送り、MFサミュエル・グスタフソンがヘディングシュートを決めたが、オンフィールドレビュー(OFR)の結果、オフサイドがあったとして得点は認められない。
しかし、33分のCKのチャンスにMF渡邊凌磨のキックをDFマリウス・ホイブラーテンが頭で流し込みスコアを動かすと、さらに浦和は勢いを加速させ45+4分に再びCKでスコアを動かす。キッカーの荻原がニアに蹴るとFW小森飛絢がヘディングシュートを叩き付けゴールネットを揺らした。
荻原にとってキックのフィーリングも良かった。それが今シーズン初アシストを残す結果になった。
「(OFRの)結果、ゴールではなかったけど良いボールを上げられたのは事実なので、自信をもって、その後にCKを蹴ったら上手く小森選手が中に入ってくれたので良かったです」とコメント。先制点を決めたホイブラーテンに相手守備者が釣られたこともあるが、得点までの動き出しも良く、試合前から 小森選手とは打ち合せできていたと言いつつ、「ニアを選択して、しっかり入ってきてくれましたし、サイン通りでもあり、コーチを含めて獲れた点だと思っています」と語った。