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Jリーグ 4か月前

逃げ切れない…。Jリーグ、試合終盤の失点数ワーストランキング1~5位。もったいない試合が多いのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

3位:名古屋グランパス

名古屋グランパス
【写真:Getty Images】

J1順位:15位(勝ち点28)
総失点数:33失点
76分~試合終了の失点数:10失点(AT失点数:4)

 名古屋グランパスは、今シーズン開幕前に原輝綺をはじめとした3人のセンターバックを獲得。GKには元日本代表のシュミット・ダニエルを迎え、守備の改善に取り組んでいた。

 しかし、シーズンが始まると、リーグ戦は下位に沈み、失点も増加した。そんな同クラブは終盤の失点数も多く、今季ここまで10失点している。

 マテウス・カストロや稲垣祥など、Jリーグでも屈指のタレントが揃うこのチームは、ハマれば非常に高い火力を生み出すことができる。

 実際、先制点を奪った試合は6勝3分2敗という成績。リードして前半を折り返すことが出来れば、その勝率は8割まで跳ね上がる。

 一方で、先制点を奪えなかった場合の勝率は下がる。

 前からアグレッシブな守備でデュエルを仕掛け続け、個の力で押し切るチームスタイルであるが故、試合終盤に差し掛かると疲れからか、守備が後手に回り得点を許すことが多くなる。

 かといって、その守備を補えるほどの得点力を有しているわけでもない。先制点を奪った試合は6勝を挙げているものの、逆にビハインドの状況となった試合ではわずか1勝どまり。

 能力のある選手は揃っているだけに、構造的な変化が求められるだろう。

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