2位:アルビレックス新潟

【写真:Getty Images】
J1順位:20位(勝ち点19)
総失点数:41失点
76分~試合終了の失点数:11失点(AT失点数:4)
現在のアルビレックス新潟は、J2降格に最も近いチームとなってしまっている。リーグ最下位の同クラブは、今季ここまで試合終盤に11失点を喫した。
現在リーグワーストの41失点を喫する新潟だが、時間帯別失点数でみると、76分~試合終了までの約15分間の11失点が最多だ。
それに次ぐのは31分~前半終了までの8失点であり、やはり試合終盤でこらえきれない場面が散見される。
リーグ戦24得点と、そこまで得点力が高くない中、なんとか記録した虎の子の1点を守り切れず、同点、決勝点を挙げられるケースは非常に多い。
連戦が続く相手に球際で競り負け、守備陣の連係ミスから決勝点を沈められた第11節の京都サンガF.C.戦や、後半ATまでリードを守っていながら、GK藤田和樹の凡ミスからラファエル・ハットンにJ1初ゴールを献上した第4節のセレッソ大阪戦は、その好例だ。
どちらの試合も勝ち点1、勝ち点3をそれぞれ逃している。
勝ち点19でリーグ最下位に沈む同クラブにとって、しっかりと勝ち点を奪えるかどうかというのは非常に重要である。その中で、試合終了目前の失点数が多いのはとても痛い。
さらに、新潟は夏の移籍市場で稲村隼翔や秋山裕紀など、チームの要といえる存在を海外クラブに放出している。白井永地、舩木翔といった代替選手を補強しているものの、戦力ダウンは避けられないだろう。
目下リーグ戦5連敗と絶不調に陥っている新潟は、この現状を打破することが出来るだろうか。