1位:ボルジェス(ブラジル)

【写真:Getty Images】
生年月日:1980年10月5日
移籍日:2006年1月1日(当時25歳)
移籍元:パラナ(ブラジル)
移籍先:ベガルタ仙台
移籍金:200万ユーロ(約3億2000万円)
J2のクラブで最も高額の移籍金が発生したのは、2006年にベガルタ仙台がブラジルのパラナから獲得したFWボルジェスで、その額は約200万ユーロ(約3億2000万円)にのぼる。
仙台は2002、2003シーズンとJ1で戦ったのちに降格し、2004、05シーズンはあと一歩で昇格に届かない時期が続いた。そこで、2006シーズンの昇格を目指し、ジョエル・サンタナ監督が招へいされた。
クラブ史上初のブラジル人指揮官は、前線にボルジェス、チアゴ・ネーヴィス、ロペスを並べ、攻撃の多くをブラジル人トリオの個人技に託す戦術を採用した。
ボルジェスは上背こそなかったが、重戦車のようなフィジカルとゴール前での嗅覚を武器に得点を重ね、41試合で26ゴールを記録。J2得点王に輝いた。
しかし、仙台は下位チーム相手に得点を重ねる一方、シーズン終盤には上位陣の対策に苦しみ、勝ち点を取りこぼす試合が続いた。
その結果、最終的にはJ2を5位で終え、昇格はならず。サンタナ監督はシーズン終了後に退任し、ボルジェスもわずか1年でブラジルに帰国した。
帰国後のボルジェスは国内の複数クラブで実績を積み、2011年にはブラジル1部リーグで23ゴールを挙げて得点王に輝き、30歳にしてブラジル代表デビューも果たした。
後年の実績を見れば、当時の仙台が彼に攻撃を託したのも頷ける。
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