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Jリーグ 4か月前

J2から個人昇格も…。J1でほぼ使われなかった選手5人。移籍先でアピールの機会を与えられなかった男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ターレス

名古屋グランパスのターレス
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年6月29日
移籍先:ロアッソ熊本→名古屋グランパス
移籍後リーグ戦成績:通算7試合0得点0アシスト

 2021シーズンに加入したロアッソ熊本で印象的な活躍を見せたターレスは、プロ入りからわずか1年で名古屋グランパス加入を果たす。

 だが、高卒でのJ2クラブ入りからすぐさまJ1クラブに引き抜かれるというサクセスストーリーを歩んでいるかに思えたターレスは、名古屋でほとんどアピールの機会を与えられずに失意の時間を過ごすことになってしまった。

 高校進学を機にブラジルから来日したターレスがプロデビューの場に選んだのは、当時J3リーグへ所属していた熊本だった。

 加入初年度の2021シーズンはリーグ戦21試合で4得点をマーク。ブラジル人らしい足元の技術の高さとドリブルを武器に、熊本の攻撃をけん引した。

 その後、2022年1月には名古屋へ完全移籍。同シーズンは名古屋からの期限付き移籍としてJ2昇格を果たした熊本でプレーを継続し、12試合でピッチに立った。

 だが、2023シーズンに名古屋へ本格合流したターレスを待っていたのは、ベンチ入りすら果たせない日々だった。

 時折チャンスが巡ってきても試合終盤の途中出場ばかりで、同シーズンはリーグ戦7試合の出場にとどまる。2024シーズンに至っては出場機会が最後まで訪れなかった。

 ターレスにとっての誤算は、名古屋のチーム戦術と自身のプレースタイルとの乖離が激しかったことか。堅守速攻型の名古屋では、ボールを足元で受けてテンポを作るターレスのプレーがブレーキとなってしまうケースが少なくなかった。

 時にはチームカラーと異なる特性が良いアクセントになることもあるが、ターレスの場合は“異質さ”がマイナスに作用してしまったのが痛かった。

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【了】
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