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名古屋グランパスは13日、天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会・ラウンド16で東京ヴェルディに2-1で勝利した。7月16日以来の出場を果たした内田宅哉は、名古屋グランパスでの公式戦114試合目にして初めてネットを揺らした。競争が激化する中での覚悟を胸に、決意を新たにしている。(取材・文:藤江直人)
名古屋グランパスでの公式戦114試合目にして決めた初ゴール

【写真:Getty Images】
背後から不意に話しかけられたら誰でも驚く。名古屋グランパスの内田宅哉も例外ではなかった。
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「4年目でやっとですね」
慌てて振り向いた視線の先で笑っていたのは永井謙佑。FC東京でもチームメイトだった36歳のベテランアタッカーは、内田がプロになってからの年数をひとつ多く間違えながら、さらにたたみ掛けてきた。
「10年間で2ゴール目ですか?」
味の素スタジアムで13日に行われた天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会・ラウンド16後のひとコマ。劣勢が続いていた28分に試合の流れを変える同点ゴールを決めて、東京ヴェルディから奪った2-1の逆転勝利とベスト8進出に貢献した内田は、愛情が込められた永井のイジりに感謝しながら、先輩の言葉の一部を修正した。
「いえ、3ゴール目です!」
永井が思わずイジりたくなった理由がある。2022年3月にFC東京から名古屋へ期限付き移籍で加入し、2024シーズンからは完全移籍に移行している内田にとって、名古屋でプレーして4シーズン目、J1リーグ戦とYBCルヴァンカップ(ルヴァン杯)を合わせた公式戦で実に114試合目にして決めた初ゴールだったからだ。