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Jリーグ 4か月前

大儲けしたのは!?Jリーグクラブ、移籍金収入ランキング11〜15位。選手の放出で稼いだクラブは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

14位:ジェフユナイテッド千葉

ジェフユナイテッド市原・千葉
【写真:Getty Images】

移籍補償金等収入:2億7400万円
退団した選手例:佐々木翔悟、小森飛絢(期限付き移籍)など

 J2のジェフユナイテッド千葉は、2024年度の移籍補償金等収入で2億7400万円を記録し、リーグ全体の14位となった。J2クラブとしては上位に位置する水準である。

 このうち国内移籍が8200万円で、国際移籍が1億9200万円だった。

 2025シーズンに向けた主な国内移籍では、佐々木翔悟のガンバ大阪移籍が挙げられる。

 一方、国際移籍については、小森飛絢のシント=トロイデン加入があったが、こちらは期限付き移籍だったため、レンタル料などが発生していた可能性はあるとしても、まとまった金額にはなっていないだろう。

 ただし、小森はその後、夏に浦和レッズへの完全移籍が決まっており、その収入は来期以降の決算に反映される見込みだ。

 国際移籍による収入の柱になったのは、2023年夏にクロアチアのパルチザンに放出したマテウス・サウダーニャで、移籍金が130万ユーロ(約2億800万円)とされている。これが2024年度決算にも影響したと見られる。

 サウダーニャはその後、ハンガリーのフェレンツヴァーロシュ、さらにサウジアラビアのアル・ワスルへと移籍しており、移籍のたびに市場価値を高めている。これにより、千葉には連帯貢献金の形で追加収入が入る可能性もある。

 J2で上位の売上規模を誇りながらも16年にわたってJ2で戦い続けている千葉は、現在リーグ戦で2位につけ、久々に昇格のチャンスを迎えている。

 前述の小森放出による移籍金収入もあり、夏の移籍市場ではモンテディオ山形からイサカ・ゼインを獲得するなど動きもあった。昇格を目指して積極的に動くタイミングかもしれない。

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