11位:セレッソ大阪
監督:アーサー・パパス
暫定順位:10位
成績:勝ち点「38」/得失点「3」
第1節こそ“大阪ダービー”を制したセレッソ大阪だが、リーグ戦序盤は大いに苦しんだ。第6節の横浜FC戦を0-2で落としたあとは降格圏まで落ち込み、アーサー・パパスを新指揮官に迎えたチームの船出は理想的とは言い難いものだった。
しかし新外国人選手のラファエル・ハットンやチアゴ・アンドラーデに結果が付いてくると、チームにも勢いが出てくる。特にハットンは5月6日のヴィッセル神戸戦で1ゴール1アシストを記録してから明らかにペースアップしており、今日までに11得点を稼ぎ出している。
また、夏の移籍市場でも動きを見せ、井上黎生人や大畑歩夢ら即戦力を獲得し、合流後まもなく出番を得ている。大畑は欧州でシーズンを終えたばかりだが、神戸との再戦となったリーグ第27節で躍動。ゴールには至らなかったものの、鋭いクロスから決定機を2回作った。
そして移籍市場閉幕ギリギリのタイミングでチームに加入したのが、日本サッカーの至宝・久保建英の実弟である久保瑛史(レアル・ソシエダ フベニールBより)。まだ17歳の彼を即戦力として獲得したわけではないだろうが、期待感のある取引だった。
というのも、現在のセレッソには同じくスペインのクラブチームで育った高橋仁胡が在籍しているからだ。バルセロナの下部組織でプレーしていた高橋を戦力化できた直近の実績もあり、その観点からも久保がこのチームを選んだのは納得感がある。
同じセンターラインに香川真司というワールドクラスの経験と実力を兼ね備えたレジェンドがいることも心強く、そういった化学反応の面にも要注目だ。今季の成績も重要だが、中長期的な目線で楽しみなチームと言えそうだ。
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