「大体は封じ込めたかな、と」
「彼の身体の強さはやはり脅威ですし、実際に彼から半径1メートルぐらいのエリアではすごくストロングを出せる。なので、ゴール前でいい状態でボールを入れさせないところは常に意識しました」
中島洋太朗のゴールで広島が前半に先制した一戦は、その後に最前線の櫻川へさらにボールを集めはじめた横浜FCがギアをあげていく。
エンドが変わった48分には福森晃斗が放った右コーナーキック(CK)に、櫻川が荒木のマンマークを振り払ってヘディングを一閃。同点かと思われた一撃は左ポストを直撃した。
それでも荒木は「あの場面では強さを見せられましたけど、大体は封じ込めたかな、と思っています」と櫻川と繰り広げたマッチアップに自ら及第点を与えた。
櫻川が放ったシュートは両チームを通じて最多の5本。ポストを叩いた一撃には冷や汗をかかされたものの、その他は空砲に終わらせた。
横浜FCは後半に鈴木武蔵とアダイウトンを続けて投入して、実質的な3トップでさらに圧力を強めてきた。
それでも動じず、2-0で先勝した初戦に「そこ(3トップ)も慣れているので問題はなかったですね」と会心の笑顔を浮かべた荒木は、敗戦とともに崩れ落ちた24歳の櫻川へエールを送るのも忘れなかった。