サッカーに限らず、一流アスリートは学業を疎かにしがちというイメージもあった。しかし実際には、スポーツだけでなく、勉強にもしっかりと励んできた選手たちもいる。今回は、偏差値70以上のトップレベルの高校を卒業し、現役のプロとして第一線で活躍するJリーガー5人を厳選して紹介する。偏差値は「高校偏差値.net」2026年度版を参照。[1/5ページ]
DF:片山瑛一(かたやま・えいいち)
生年月日:1991年11月30日
所属クラブ:浦和レッズ
出身高校:埼玉県立川越高等学校(偏差値:70)
浦和レッズの片山瑛一は、埼玉県内でも屈指の進学校として名高い県立川越高等学校の出身だ。
偏差値70を超える同校は、通称「川高(かわたか)」と呼ばれ、映画『ウォーターボーイズ』のモデルとなった文化祭のアーティスティックスイミングなど、自主自律の校風で知られる。
プロ養成所のような私立の強豪校とは一線を画す、生粋の進学校育ちだ。
専用グラウンドさえない限られた環境で部活動に励んだ片山は、卒業後、一般入試を経て早稲田大学へ進学。セレクションを突破して名門・ア式蹴球部(サッカー部)の門を叩いたが、当初はAチームでのプレーさえ叶わない苦境に立たされた。
しかし、ここで腐らず、3年次に出場機会を掴むと、東京都選抜に選出されるまでに急成長を遂げた。
2014年にファジアーノ岡山でプロキャリアを開始。プロ1年目はFWとしてJ2で6ゴールを記録。2015年から指揮を執った長澤徹監督のもと、FWからサイドバックにコンバートし、2016シーズンは3ゴール10アシストを記録した。
その後はJ1の舞台でセレッソ大阪、清水エスパルス、柏レイソルと渡り歩き、2026年、ついに地元・埼玉の雄である浦和レッズへの凱旋を果たした。
加入時のコメントでは「幼い頃から憧れていた特別なクラブ」と、並々ならぬ覚悟を語っている。
スター軍団において出場機会を得るには至っていないものの、高度な戦術理解度と複数ポジションを完遂するユーティリティ性は、チームに有益なはずだ。

