2026明治安田Jリーグ百年構想リーグは地域リーグラウンドの全日程を終えた。観客動員はどのクラブにとっても重要だが、同じ観客数でも「空席の有無」でスタジアムの印象は大きく異なる。今回はJリーグ全60クラブのホームスタジアムにおける収容率に注目し、集客の多寡をランキング形式で紹介する。なお、対象はクラブの本拠地限定とし、国立競技場などでの開催は該当しない。※本記事はJリーグデータサイトをもとに作成しています。[1/5ページ]
5位:FC今治
本拠地:アシックス里山スタジアム
平均入場者数:4,541人
収容可能人数:5,316人
収容率:85.4%
【コンパクトな専用スタジアムの熱気と高い収容率】
2026明治安田Jリーグ百年構想リーグのスタジアム収容率ランキングで5位に入ったのはFC今治だ。
今季のホームゲームは1試合平均4,541人を記録。本拠地「アシックス里山スタジアム」は5,316人収容と非常にコンパクトな設計のため、85.4%という極めて高い数値となった。
ピッチとの驚異的な近さも相まって、スタンドは連日、濃密な熱気に包まれた。
【四国ダービー特需を生かしきれず】
一方で、前年の平均4,800人から動員が微減した背景には、特別シーズンのリーグ編成が影響したかもしれない。
WEST-Aグループは四国の全5クラブが同居する過密な編成となった。今治も愛媛FC戦で最多の5,079人を集め、徳島ヴォルティス戦(4,982人)や高知ユナイテッドSC戦(4,680人)など近隣対決で客足を伸ばしたが、前年の同カードのような爆発的な大入りには至らなかった。
今季9位に沈んだピッチ上での苦戦に加え、毎月のようにダービーが開催されたことで、カードの特別感が薄れたことも要因と言えそうだ。
ただ、チームが苦しむ中でもこの収容率を誇ったことは、地域に根差したファンベースの強固さを証明している。
アシックス里山スタジアムは拡張を前提に設計されており、新シーズンに向けて両ゴール裏に合計約3,500席の増設を予定している。
パワーアップしたスタジアムでも同等の収容率を維持できれば、クラブにとって大きな後押しとなるはずだ。

