2026年未勝利でW杯を迎えた国【写真:Getty Images】
いよいよ開幕したFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)。4年に1度の大舞台に向け、各国は入念な準備をしてきたが、日本代表のように充実した強化期間を過ごせた国もあれば、なかなか思うような結果を残せなかったチームもある。今回は、実は2026年未勝利のままWを迎えることになった国を5つ紹介する。[2/5ページ]
ウルグアイ代表

ウルグアイ代表【写真:Getty Images】
最新FIFAランキング:17位
監督:マルセロ・ビエルサ
2026年の戦績:0勝2分0敗(1得点1失点)
【今年はわずか…】
2023年5月に“知将”マルセロ・ビエルサ監督が就任してから、ウルグアイ代表は従来の実利的な守備的スタイルを捨て、積極果敢なプレッシングを軸とする攻撃的スタイルを表現する集団へと変化してきた。
“セレステ”(ウルグアイ代表の愛称)がFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)で闘志溢れるプレーを披露するのは間違いない。だが、W杯本大会に向けた強化試合の出来を鑑みると、闘志だけが空回りして早々に終戦してしまう可能性も否定できない。
ウルグアイ代表は2026年になって2試合しか強化試合を行っていない。3月の代表戦ウィークではイングランド代表と1-1で引き分け、翌4月にはアルジェリア代表とスコアレスドロー。両試合で露わになったのは「いかにして得点を奪うか」という課題に対する答えを持っていないという事実だった。
【質は格段に…】
チーム全体に“ビエルシズモ”の哲学が浸透しつつあることで、ボールの即時奪回と三角形パスの連係を駆使したポゼッションの質は各段に上がった。
しかし、好機を確実に活かせるフィニッシャーの駒不足感は否めず、ルイス・スアレスやエディンソン・カバーニといった理不尽な決定力を持つ存在の重要性が露わになったのだ。
本大会前の2試合だけでウルグアイ代表の調整を失敗と断じるのは早計だろう。ただ、攻撃の完結方法の最適解が見つからない現状を踏まえると、あと数回テストの場があっても良かったのではないか。
強化試合を数試合組めていれば、強力なフィニッシャーというラストピースを探す機会にすることもできたはずだ。