2026年未勝利でW杯を迎えた国【写真:Getty Images】
いよいよ開幕したFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)。4年に1度の大舞台に向け、各国は入念な準備をしてきたが、日本代表のように充実した強化期間を過ごせた国もあれば、なかなか思うような結果を残せなかったチームもある。今回は、実は2026年未勝利のままWを迎えることになった国を5つ紹介する。[4/5ページ]
南アフリカ代表

南アフリカ代表【写真:Getty Images】
最新FIFAランキング:60位
監督:ヒューゴ・ブルース
2026年の戦績:0勝3分2敗(4得点6失点)
【2010年以来の…】
長い空白の時代を経て、南アフリカ代表がワールドカップ(W杯)の舞台に帰ってきた。
自国開催となった2010年のW杯以来の大舞台復帰を果たした“バファナ・バファナ”(南アフリカ代表の愛称)は、2026年になって5試合を消化。しかし、その戦績は本大会に向けて不安を残すものとなっている。
【W杯に向けた課題は…】
2026年、南アフリカ代表は4度の強化試合に加えて、アフリカネイションズカップ2025 ラウンド16 カメルーン代表戦もこなしている。ただ、戦績は0勝3分2敗と白星に恵まれず、4得点6失点と攻守両面において精彩を欠いた。
本来のチームコンセプトは「コンパクトに守り、ボールを奪ったらすぐさま前へ」のはずだが、守→攻の切り替えが遅く、後ろに重心がかかっている印象を与えた5試合だった。
なかでも、1-2で敗れたカメルーン代表戦は南アフリカ代表の現状を象徴するような試合だった。後方からのビルドアップが安定せず、難しい角度のパスを通そうとしてはカットされて逆襲を食らう悪循環に陥ったのだ。
以降の強化試合でもビルドアップの目詰まりは解消されておらず、W杯本大会は課題を抱えたまま臨むことになりそうだ。
また、長年解決できていないフィニッシャー不足も深刻だ。かつてのベニー・マッカーシーのような圧倒的な決定力を持つフォワードがいないため、接戦で競り負けたり、勝ちきれなかったりすることが少なくない。
2026年に戦った5試合では3試合がドローに終わっているが、決定力のある点取り屋がいればそのいくつかを勝利に持ち込めたかもしれない。