ワールドカップ戦力値ランキング16~20位【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が現地時間6月11日に開幕を迎える。48チームが参加して全104試合が開催される史上最大規模の世界大会で、最も強力な戦力を揃えているのはどのチームなのか。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃力、守備力、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、16~20位のランキング形式で紹介する(本文の内容は現地時間6月17日の時点のもの)[4/5ページ]
17位:オーストリア代表
オーストリア代表FWマルコ・アルナウトヴィッチ【写真:Getty Images】
監督:ラルフ・ラングニック(5年目)
戦力値:76(攻撃力18、守備力20、選手層19、勝負強さ19)
【ラングニック流が浸透】
28年ぶりにFIFAワールドカップ(W杯)出場を果たすオーストリア代表は、どの対戦相手にとっても厄介なチームになるだろう。
2022年6月にオーストリア代表監督に就任したラルフ・ラングニックは、ホッフェンハイムやレッドブル系のチームで指導や選手リクルートに関わったことで知られる。
ハイプレスで相手に息をつく暇を与えないフットボールを、自らが関わったクラブに浸透させてきた。
現在のオーストリア代表の大半が、ラングニックが代表監督に就任する以前から関わりがあった選手たちだ。そのため彼が志向する高強度のフットボールには慣れており、その練度の高さは代表チームの中でも随一だろう。
とりわけ「20」とした「守備」の安定感は抜群だ。高強度のハイプレスやプレスバックでカウンターの起点を潰し、極力相手にチャンスを与えない。自陣でブロックを組んだ際も集中しており、チーム全体の献身性の高さから隙が生まれにくい。
【主軸の穴をどう埋める】
今大会に向けて課題があるとすれば「攻撃」だろう。今季ブンデスリーガで13ゴール9アシストを記録したクリストフ・バウムガルトナーが怪我のために直前で選外に。予選7試合でトップ下に起用されていた核となる選手が不在となってしまった。
代役として期待されるロマーノ・シュミットや、3月に代表デビューを飾ったばかりのパウル・ヴァナーとカーニー・チュクウェメカら新顔たちの奮起が求められる。
ただ、彼らのスタイルがどんな相手にとっても厄介になるのは2024年のユーロ(欧州選手権)で証明済み。フランス、オランダ、ポーランドと強豪が揃うグループを1位で抜けた実績がある。
暑いアメリカ大陸で高強度のフットボールをどれだけ維持することができるかがチームの生命線になりそうだ。