サッカー日本代表は、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)でベスト32という結果に終わった。世界の頂点を目指した戦いが幕を閉じたが、すでに4年後に向けたサバイバルは始まっている。今回は、4年後に期待したいMFの若き逸材を10人紹介する。[6/10ページ]
山本理仁(やまもと・りひと)
生年月日:2001年12月12日
所属クラブ:フライブルク
2025/26リーグ戦成績:38試合5ゴール8アシスト(シント=トロイデン)
代表通算成績:なし
【ついにブレイク】
山本理仁は、東京ヴェルディのアカデミーで培った傑出した足元の技術をベースに、欧州の舞台で劇的な進化を遂げた左利きの万能型MFだ。
2024年のパリオリンピック(パリ五輪)では、中盤の要として2ゴールを挙げ、日本のベスト8進出に大きく貢献した。
近年は、その成長がさらに加速している。
2023年夏にベルギーのシント=トロイデンに加入した山本は、2025/26シーズンにブレイク。リーグ戦38試合に出場し、5ゴール8アシストという、どちらもキャリアハイの数字をマークした。中盤からの鋭いゴール前への飛び出しに磨きをかけ、目に見える結果を残した。
この活躍が認められ、2026年7月にはドイツ・ブンデスリーガ1部のSCフライブルクへの完全移籍を果たすなど、いま最も勢いに乗るボランチだ。
【万能型ゲームメーカー】
山本の持ち味は、左足から放たれる高精度のパスと状況判断の良さによるゲームメーク能力だ。
かつては中盤の底に君臨する“王様”タイプだったが、ベルギーで揉まれる中で、デュエルの強度や前線への飛び出しといった現代型のMFに求められる能力にも成長を示した。
器用にさまざまな役割をこなせる戦術的柔軟性は、過酷な国際大会を戦う日本代表にとっても大きな武器になるはずだ。
ドイツ移籍で5大リーグに挑戦する山本。これからの4年間でこの成長速度を維持すれば、日本代表にとって強力な心強い選手になりそうだ。

