サッカー日本代表は、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)でベスト32という結果に終わった。世界の頂点を目指した戦いが幕を閉じたが、すでに4年後に向けたサバイバルは始まっている。今回は、4年後に期待したいMFの若き逸材を10人紹介する。[9/10ページ]
藤田譲瑠チマ(ふじた・じょえる・ちま)
生年月日:2002年2月16日
所属クラブ:ザンクトパウリ(ドイツ)
2025/26リーグ戦成績:32試合1ゴール3アシスト
代表通算成績:8試合0ゴール2アシスト
【ピッチ上の指揮官】
藤田譲瑠チマは、すでにサッカー日本代表の常連だった。しかし、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)のメンバーから落選した。
卓越したサッカーIQと圧倒的なリーダーシップで中盤を統べる万能型ボランチだ。
東京ヴェルディの下部組織で育ち、徳島ヴォルティスや横浜F・マリノスで実績を重ねると、2023年にベルギーへ渡り欧州挑戦を開始。2024年のパリオリンピック(パリ五輪)では主将としてチームを牽引し、2025/26シーズンにはドイツ1部のザンクトパウリへ完全移籍を果たした。
ブンデスリーガ初挑戦ながら中盤の主力として32試合に出場し、世界基準の強度の中で確かな成長を続けている。
【次は主力として】
藤田の真価は、高い戦術理解度に基づくポジショニングの良さと、ゲームにおける圧倒的な影響力にある。足元の技術と広い視野を活かして常にパスコースを作り、ビルドアップをコントロールする能力は傑出している。
チームの主軸として周囲を動かすゲームメーカーゆえに、脇役としての役割が求められた2026年の北中米W杯メンバーからは惜しくも落選となった。しかし、この悔しさはさらなる進化への燃料になり得る。
今後の4年間では、欠くことができない絶対的な中心へとスケールアップを遂げ、次なる2030年W杯ではサムライブルーの中軸となり、堂々とピッチを支配する姿を見せてほしい。

