サッカー日本代表は、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)でベスト32という結果に終わった。世界の頂点を目指した戦いが幕を閉じたが、すでに4年後に向けたサバイバルは始まっている。今回は、4年後に期待したいFWの若き逸材を10人紹介する。[6/10ページ]
亀田歩夢(かめだ・あゆむ)
生年月日:2006年12月19日
所属クラブ:カターレ富山
2026リーグ戦成績:18試合6ゴール2アシスト
代表通算成績:なし
【富山を救ったドリブラー】
亀田歩夢は、圧倒的なテクニックと観客を魅了するドリブルを武器とする、カターレ富山が誇る新進気鋭のウインガーだ。
名門・流通経済大付属柏高等学校では左サイドのエースとして選手権準優勝に貢献。鳴り物入りで富山に加入したプロ1年目の2025シーズン、J2最終節の後半アディショナルタイムに劇的なプロ初ゴールをマーク。この一撃が得失点差「1」での富山のJ2残留を決める“奇跡の救世主”となった。
クラブの英雄として臨んだ2026J2・J3百年構想リーグではさらなる進化を遂げ、18試合で6ゴールをマーク。前年のヒーローは、早くも富山の中心選手へと成長を遂げた。
【局面の破壊者】
亀田の最大の魅力は、個人で局面を打開できる極上のドリブルセンスだ。世界的名手だった元ブラジル代表のロナウジーニョに憧れ、柔らかいタッチと細かいフェイントで相手を翻弄する。
特に左サイドから中央へ鋭く侵入するカットインと、ゴール左45度から右足で突き刺すコントロールシュートは、彼の代名詞とも言える形だ。
168センチの小柄な体格は、今後より高い舞台へステップアップする中で壁になり得るが、すでにJ2の過酷な環境で輝けることは証明済み。
ここからの4年間で自らの武器をさらに研ぎ澄まし、2030年W杯に向けて世界屈指のディフェンダーをも翻弄するアタッカーへと進化できるか、大いに注目したい。

