
鹿島アントラーズと浦和レッズに所属した選手5選【写真:Getty Images】
国内外のタイトルを積み重ねてきた鹿島アントラーズと浦和レッズは、Jリーグを代表するライバル関係にある。9月6日には明治安田J1リーグ第6節で直接対決を控えており、今節屈指の注目カードだ。数々の名勝負を繰り広げてきた両クラブだが、これまでには双方でプレーした選手も存在する。そこで今回は、2種類の赤いユニフォームに袖を通した5人をピックアップして紹介する。[2/5ページ]
DF:西大伍(にし・だいご)

西大伍【写真:Getty Images】
生年月日:1987年8月28日
鹿島アントラーズ在籍期間:2011年2月~2019年1月
浦和レッズ在籍期間:2021年1月~2022年2月
鹿島アントラーズ通算成績:309試合15得点31アシスト
浦和レッズ通算成績:33試合1得点3アシスト
現所属:引退
【鹿島でアジア王者に】
歴史ある鹿島アントラーズの右サイドバック(SB)の中でも異質な存在感を放っていたのが、2011年から加入した西大伍だ。
タイミングの良いオーバーラップだけでなく、内側のレーンを取る動きやパス精度、元FWとしての経験を活かしたシュートセンスで、8シーズンにわたって鹿島の右サイドを支えた。
また、国内タイトルに加え、クラブ史上初となるアジア制覇も経験。2018年のJリーグベストイレブンに選出され、鹿島で過ごした最後のシーズンを大きなタイトルとともに締めくくっている。
2019年にヴィッセル神戸へ移籍すると、同年の天皇杯優勝に貢献。そして2020年12月、浦和への完全移籍が発表された。
【迷わず決めた浦和移籍】
浦和での新加入選手記者会見の際、西は移籍を決めた理由について「声をかけてもらったときに、特に何も迷わず決めました。楽しそうだなと思いました」と語っている。
当時の浦和は、リカルド・ロドリゲス監督を招いて新たな体制をスタートさせるタイミングだった。西は鹿島や神戸でタイトルを獲得した経験を持つ選手として加入。2021年は公式戦33試合に出場し、チームの天皇杯優勝も経験した。
ただし、浦和でのプレーは1シーズンにとどまった。翌年には古巣の北海道コンサドーレ札幌へ復帰し2シーズンにわたってプレー。その後はいわてグルージャ盛岡へと移籍し、2025年10月に現役引退を発表している。
鹿島では8シーズンを過ごして国内外のタイトル獲得に貢献し、浦和でも在籍した唯一のシーズンに天皇杯を制した。プレーした期間には差があるものの、両クラブでタイトルを手にした選手の一人である。
また、鹿島を離れライバルである浦和に渡った後も、古巣の選手たちとの交流は続いている。自身のYouTubeチャンネルには、鈴木優磨や安西幸輝ら鹿島の選手が登場。鈴木とは鹿島のシーズンや元チームメートについて語る動画を複数公開し、2025年には鈴木、安西と3人で対談する様子も配信している。
動画での自然なやり取りからは、退団から時間が経過しても、西と鹿島の結びつきの深さが続いていることがうかがえる。