サッカー日本代表は28日、キリンチャレンジカップ2026(国際親善試合)でベネズエラ代表と対戦し、2-1で勝利した。フレッシュなメンバーを多く起用した前半は攻撃に苦しんだ一方、後半は上田綺世、伊東純也、久保建英ら既存戦力の投入によって攻撃が活性化した。前半と後半で何が変わったのか。そして、2027年1月のAFCアジアカップ、その先の新体制をどう見るべきなのか。元日本代表DFで監督経験も持つ岩政大樹氏に、試合を時系列で振り返ってもらった。(語り手:岩政大樹)[9/10ページ]
「そういうものをテストしなかったんだとは思います」
――最終的には2-1で日本が勝利しました。90分を通して、今日の日本代表をどう見ましたか?
「そんなに簡単ではない相手に、10人になりながらも勝ち切ったというところと、いろいろな選手を見ることができたというところ。その辺を加味すれば、悪くないというか、いいテストマッチになったと言えると思います。
同時に、選手の配置以外に、ミラーゲームとなった相手に対する打開策みたいなところの具体性は、それほど見られなかった。そういうものをテストしなかったんだとは思いますけど、『そういうものも見たいな』というのは、一方の感想ではありますよね」
――ミラーゲームへの打開策や、チームとしての共通認識という部分では、アジアカップまでにどこを詰めていく必要がありますか?
「相手のビルドアップに対するプレスもそうですし、自分たちのビルドアップの始め方もそうですし、その辺でみんなが同じイメージを描いているような感じが、見られなかったわけじゃないですけど、ちょっとずれている感じはしました。
そのあたりはたぶんチーム内でもあったと思うので、そこを詰めていく作業は必要かなという気がしますね」
――今回起用された若い選手が、アジアカップのメンバーに残っていくためには、どんなものが求められるのでしょうか?
「やっぱり、今の代表に足りないピースだったり、課題を解決するピースだったり、というものですよね。チームの中にある程度骨格がもうあるので、その骨格に足りないところにはまる人が求められているんじゃないですか」

