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浦和、悲願の10年ぶりアジア制覇! ホームの大声援受けての勝利でACL優勝

text by 編集部 photo by Getty Images

浦和レッズ
ACL優勝を喜ぶ浦和レッズ【写真:Getty Images】

【浦和レッズ 1-0 アル・ヒラル ACL決勝 2ndレグ】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝の2ndレグが25日に行われ、浦和レッズとサウジアラビアのアル・ヒラルが埼玉スタジアムで対戦した。

 2007年以来10年ぶりのACL優勝を目指して決勝まで勝ち進んだ浦和は、先週末に行われたアウェイでの1stレグを1-1のドローで終了。ホームで勝利または0-0のドローなら優勝を決められるという状況でホームゲームを迎えた。

 序盤から長澤が2本のシュートでゴールを脅かすなど、浦和は先制点を狙って積極的なプレーを展開。一方のアル・ヒラルも26分にアル・ダウサリの強烈なシュートがクロスバーの上を超えるなど反撃を繰り出す。両チームともにチャンスをゴールには繋げられずスコアレスで前半を折り返した。

 後半立ち上がりもまずシュートに持ち込んだのは浦和のラファエル・シルバ。だが0-0では敗戦となるアル・ヒラルが攻撃の手を強め、浦和は苦しい時間帯が続く。何度かアル・ヒラルに危ない形でゴールに迫られたが、集中力を切らさず対応して時間を進めていく。

 73分には浦和にもチャンスが訪れたが、柏木のFKに合わせた興梠のヘッドは惜しくも相手GKの好セーブに阻まれる。その5分後、アル・ダウサリがラファエル・シルバを後ろから倒して2枚目のイエローカードを受けて退場。浦和は11人対10人の数的優位に立った。

 0-0のまま耐え抜けば優勝となる浦和だが、88分には大きく勝利を引き寄せるゴールが生まれる。武藤からの縦パスを受けて巧みに反転したラファエル・シルバが前線へ抜け出し、右足の強烈なシュートを放つと、クロスバーを叩いたボールがネットに収まった。

 4分間のアディショナルタイムを経て、そのまま1-0で試合終了。2試合合計スコア2-1とした浦和が10年ぶりの優勝を飾るとともに、12月に行われるFIFAクラブ・ワールドカップの出場権を手に入れた。

【得点者】
88分 1-0 ラファエル・シルバ(浦和)

【了】

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