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川島永嗣、自身2度目の決勝T進出。守護神が感じる8年前以上の「まとまり」【ロシアW杯】

text by 編集部 photo by Getty Images

川島永嗣
川島永嗣【写真:Getty Images】

【日本 0-1 ポーランド ロシアワールドカップ・グループリーグH組第3節】

 日本代表は現地時間28日、ロシアワールドカップ・グループリーグH組第3節でポーランド代表と対戦し、0-1で敗れた。

 決勝トーナメント進出がかかった大一番で主将を託されたのは、3大会連続でワールドカップ出場を果たした川島永嗣。前半32分にはカミル・グロシツキのヘディングシュートを右手1本で防ぐなどファインセーブをみせ、日本の決勝トーナメント進出に貢献した。

「今日監督から言われたんで、色んな意味があったと思います。ただ、こういう状況の中で託されたっていうことはその思いを、自分も汲み取らなければいけないですし、それに応えていかないといけない。そういう意味では予選を突破することに貢献できたことっていうのはよかったかなと思います」

 川島のここ2試合のパフォーマンスは決してパーフェクトと言えるものではなかった。第2戦、セネガルとのゲームではパンチングを相手のFWサディオ・マネに当ててしまい、先制点を献上。批判の対象となってしまった。そのため、ポーランド戦では東口順昭、中村航輔らの起用も囁かれた。昨日のポーランド戦前日会見では「批判される覚悟がなければここにはいられない」と話していた川島。そんな同選手に西野朗監督は信頼を寄せ、3試合連続でピッチに送り出した。

「GKっていうのはミスと常に向かい合わせですし、そのミスを恐れていればやっぱりいいプレーもできないです。ただ、その狭間で常に葛藤がある中でプレーしないといけない部分はあります。最高のパフォーマンスが求められますし、そういう意味でピッチの上に立つ以上、自分が周りを納得させるようなプレーをしなければその場所にもいれないと思うので、とにかく自分としてはそれを証明するしかないと思いました。

 今までも長く代表でやらせてもらってて、色々な場面もありましたし、批判されてる時ももちろんありましたけど、ただやっぱりそこでちゃんと自分が周りを納得させられるかどうかだと思うので、そういう意味では今日はそういう部分を証明したいなと思いました」という気持ちを持ってポーランド戦に臨んだ。

 1失点はしたものの、パフォーマンスはここ2試合を遥かに上回っていた。ここから川島は、本来の力を取り戻してくるだろう。

 2010年南アフリカ大会以来3度目のベスト16入りとなった日本。川島自身は2度目の決勝トーナメントということになる。

「色んなことが大会前に起こってるってことは似てる部分もあるかもしれないですけど、ただ本当に今日の試合もそうですけど、誰が出てもチームのために献身的にやれる部分だったりとか、そういう感覚をね、共有できる部分っていうのは前回とは違うと思います。その本当1人ひとりが貢献する部分、特徴を生かす部分っていうのは前の2010年の大会以上のまとまりがあるんじゃないのかなと思います」と川島は8年前と今の状況を比較する。

 日本代表は史上初のベスト8進出を目指し、現地時間7月3日にベルギー、イングランドのいずれかと対戦する。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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