ヴィッセル神戸が天皇杯優勝【写真:Getty Images】
天皇杯決勝のヴィッセル神戸対鹿島アントラーズ戦が1日に行われ、2-0の勝利を収めた神戸が優勝を飾った。MFアンドレス・イニエスタとFWダビド・ビジャの母国スペインや、FWルーカス・ポドルスキの母国ドイツのメディアも速報で伝えている。
ポドルスキは神戸の先制点に繋がるシュートを放ち、イニエスタも中盤で絶大な存在感を見せるなどクラブ初タイトルに大きく貢献。この試合限りで現役を引退するビジャはベンチスタートから後半アディショナルタイムの92分に交代出場し、タイトル獲得と現役引退の瞬間をピッチ上で迎えた。
「イニエスタとビジャが日本でエンペラーに戴冠」とスペイン『アス』紙は試合について報道。「日本で最もタイトルを獲得しているクラブに対して番狂わせ」と神戸の優勝を称え、イニエスタとビジャは「日本サッカーの歴史に永遠に残る」と述べている。
『マルカ』紙は「ビジャが素晴らしい形で引退」とスペイン代表歴代最多得点者のラストマッチとなったことを強調。「これ以上ない形でサッカーに別れを告げた」としつつ、今回の天皇杯を含めて15のタイトルを獲得してきた同選手のキャリアを改めて振り返った。
独紙『ビルト』もポドルスキを中心として神戸の天皇杯優勝を報じた。今季限りで他国へ移籍する可能性が報じられる中、「日本への別れの試合でカップ獲得」「ヴィッセル神戸でのラストマッチで天皇杯優勝」と、移籍が既定路線との見方で伝えている。
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