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32年目のJリーグが盛り上がりを見せている。30年を超えるリーグの歴史を紐解くと「常勝軍団」や「史上最強」といった称号を与えられたクラブが安定した成績を残してきた。今回は、データサイト『transfermarkt』が算出したJ1リーグにおける通算勝ち点を集計。期間を2005〜2024までの20シーズンに絞り込み、ランキング形式で紹介する。
1位:鹿島アントラーズ

【写真:Getty Images】
試合数:771試合
通算成績:384勝179分208敗(得失点差:350)
通算勝ち点:1,331
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直近20シーズンのJ1リーグ通算勝ち点ランキングで堂々の1位に輝いたのは、伝統の“堅守速攻”で数々のタイトルを手中に収めてきた鹿島アントラーズだ。
日本サッカー界の歴史を紐解いてみると「常勝軍団」という称号は鹿島のためにあるのだろうと思わされる。国内3大タイトル(Jリーグ、Jリーグカップ、天皇杯)で、鹿島は優勝回数トップに君臨する。
J1リーグでは“オリジナル10”のライバルである横浜F・マリノス(5回)や攻撃サッカーの代表格・川崎フロンターレ(4回)を凌ぐ8回の優勝を誇る。
鹿島が直近20シーズンで積み上げた通算勝ち点は「1,331」にものぼる。堅い守りと切れ味鋭い速攻を持ち味としてきたチームは易々と勝ち点を失うことが少なく、たとえタイトル獲得に至らなかったシーズンでも着実にポイントを獲得してきた。
直近5シーズンの鹿島の成績は5位→4位→4位→5位→5位と、なかなか優勝争いに絡めない展開が続いている。だが、最多タイトル獲得者としてのプライドを持つクラブはあくまで勝利に貪欲だ。
2025シーズンに新指揮官として招聘したのは、川崎Fを黄金期に導いた鬼木達監督。チームに再び勝ち癖を付けさせるにはうってつけの指導者である。
今季は開幕黒星スタートを切るも、その後は3連勝を記録。3試合で許した失点はわずかに「1」と、かつての堅牢な守りを取り戻している。日本屈指の名将に勝者のDNAを刺激された鹿島は、これからも数多くの勝ち点を稼ぎ続けるだろう。
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