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【写真:Getty Images】
北海道コンサドーレ札幌・岩政大樹監督が試合を振り返る
北海道コンサドーレ札幌は12日、明治安田J2リーグ第9節で水戸ホーリーホックとアウェイで対戦し、1-3で敗れた。今季2度目の2連勝とはならず、上位浮上のきっかけをつかめなかった札幌。岩政大樹監督が試合後のフラッシュインタビューに応じ、軽い失点が続く現状に苦言を呈した。
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前節、8試合目にしてようやく手にした本拠地での初勝利。その流れを今節も続けていきたいところだったが、1-3と完敗。「いろんな意味でひどい試合だったと思います」と試合を振り返った。
札幌は前半のうちに同点に追いついたが、退場者が出て数的不利になり、ゲームプランを大きく変えなければならなくなってしまった。ただ、問題はそこではない。
「一番大きく崩れたのは、1試合勝ったらまた同じように、開始早々の失点が出てきてしまったことですね。あのような軽い失点がもう何度も起こっていますし、一度解決したらまた顔を出してくると、この辺は甘さとしか言えないですね」と厳しい言葉がついて出た。
札幌は開幕4連敗と出遅れはしたが、直近4試合で3勝と調子を上げてきていた。特に守備に関しては、開幕4試合で10失点を喫したものの、直近4試合は3失点に激減。守備に安定感が出てきたと思った矢先だった。
「流れ自体は退場者が出たあとの前半の時間も、後半の1-3になるまでの時間くらいも、ある程度自分たちの狙いのコントロールができていました。10人になったことで逆にやりやすくなる面もありますので、そこはうまく戦えていたんですけど、2点目の失点ですね。自分たちがコントロールできている時間で、また軽い失点が生まれてしまった。ここは大きな課題だと思います」
問題の2失点目のシーン。札幌としては同点に追いついた直後、退場者が出ていただけに、なんとしても前半を1-1で折り返したいところだった。前半アディショナルタイム、風下でペナルティエリア内に放り込まれたボールが戻ったとはいえ、処理をうまくできず、相手にシュートを打たせてしまった。
この日は、敵地にもかかわらず、アウェイゴール裏のチケットは完売。1000人を超えるサポーターに良い結果を見せることができなかった。目に見える結果でまた返していくしかない。
「何度も何度もというか、同じようなことが起こっていますので、同じようなことを(サポーターに)お願いするのも心苦しいところではありますが、まず選手たちをリフレッシュさせて、なぜこのようなことが起こっているのかをもう一回見つめ直しながら、謙虚に戦っていくことが大事だと思います」と次節4月20日のホームでの藤枝MYFC戦に向けて、語気を強めた。
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