北海道コンサドーレ札幌が水戸戦へ向け前日練習
北海道コンサドーレ札幌は11日、12日の水戸ホーリーホック戦に向けて、前日練習を行った。チームは前節の徳島ヴォルティス戦で待望の今季ホーム初勝利。取材に応じた岩政大樹監督は、「チームの仕組みができあがってきた」と今季、就任してからここまでの経験を糧に巻き返しを図る。
「僕が作るのは仕組み」「選手たちが見つける」

【写真:編集部】
札幌は11日、宮の沢で前日練習を行い、紅白戦やセットプレーの確認などで調整した。5日の徳島戦でホーム初勝利を手にしたこともあってか、水戸戦への仕上がりは順調のようだ。
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「勝ったことによる効果も当然あるんですけど、フットボールのところでチームの仕組み・枠組みみたいなところが出るメンバーも含めて、まとまってきましたので、選手も迷いなくやれているかなと思います」
2018年からミハイロ・ペトロヴィッチ監督が指揮をとり、J1の舞台で戦ってきた札幌だったが、昨季にJ2降格。ペトロヴィッチ監督が退任し、今季から岩政新体制となった。前節こそホーム初勝利をつかんだが、ここまで8試合を終え、3勝0分5敗の16位と思い描いていた展開とは異なるものだった。
それでも、岩政監督は、「継承と前進」というテーマのもと、チームカラーの攻撃的なスタイルはもちろん、プラスアルファとして、岩政監督のオリジナリティであるアグレッシブさがチームに浸透するまで、選手たちに自主性を求めた。
「僕が作るのは仕組みだと思っていて、マニュアルみたいなものをやってくださいという時代ではないと思ってますし、サッカーはそういう競技ではないと思ってるので、仕組み・枠組みを僕が作ったうえで、選手たちが見つけることの作業が、いろんな状況がいろんなパターンで起こってくるサッカーという競技に対しては必要だと思ってますので、それが出来上がってきたということですね」といまのチーム状況を説明した。
その仕組み・枠組みがまとまるまで、およそ3ヶ月間かかったが、様々な成功体験、失敗体験を重ね、ひとつひとつ噛み砕きながら選手たちと共有してきた。